kurikos’s diary

ブログはじめました。

ランチョンマット

自分はどちらかといえばズボラな部類かと思うが、ところどころ思い出したようなマメな面がある。例えば、家では食事時に必ずランチョンマットを敷く。

食器は瀬戸物、テーブルは合板ラッカー仕上げ、硬いもの同士であるが、この二つがぶつかる、コツン、という音が嫌でたまらないのである。

 

茶碗を左手に持ってご飯を一口。

それからおかずを、と、茶碗をテーブルに置く。

コツン。

イヤだ!すごく嫌だ!超カンに触る。しかもそれを1ミリ、ほんの1ミリ引きずるだけで、ゴリ、と摩擦音が。

耐えられない。

それをランチョンマットで解決するわけだ。テーブルに傷もつかなくて一石二鳥である。

 

しかしランチョンマットそのものにも耐え難い不都合があったりする。布製のランチョンマットを買うと、洗濯表示に洗濯機で洗濯するな、と書いてあることが多いのだ。

めんどくさい。

ランチョンマットを使用する繊細さを持つ私であるが、ベース部分は不精者である。もちろん表示を無視して洗濯機にぶち込む、と言いたいところだが、ランチョンマットにはだいたい模様があったり色がついてたりする。これが色落ちすることが多いのだ。なので新品は試しにまずはじっこを濡らしてみる。

 

こんな話を書いているのはこの前ランチョンマットを新調したからであるが、結果を言うと新品四枚中、二枚が色落ちするタイプだった。打率五割で洗濯機不可である。

つらい。

洗濯表示は四枚とも手洗いであるが、そういう問題ではない。

しかもランチョンマットというのは、だいたい厚い布でできている。手でゴシゴシするにはそれなりに力がいる。

難儀な…。水気を絞る時に手を傷めたらどうしてくれるのか。

 

とはいえ気に入って買ったランチョンマットである。特に色落ちの二枚は自分好みだ。

涙を飲んでさっき一枚台所で洗った。

厚い生地を畳んで、ぎゅうっと絞った。

今そこに干してあるが、厚手が災いしてよく絞れなかったので、乾くのに時間がかかることと思う。

気楽に洗濯機で洗えるランチョンマットが世の中に増えてほしいと、心から願う。